スーパーヒーローの正体
息子の癇癪
息子は3歳。
少し癇癪持ちです。
街中でもお構いなし。
普段はいい子なんだけど、
1度スイッチが入ると1時間くらいずっと…
今日も癇癪スイッチがON!
それも街中で…
原因はクレーンゲームがしたかったのにできなかったから。
通行人には白い目で見られます。
クスクス笑われたりも。
私と息子の周りだけポッカリ空洞ができました。
それでも何とか人混みの多いアーケード街を抜け、
最寄りの駅まであと300mくらいの所まで来ました。
そこからが長かった。
全く動かない息子。
ママ!ママ!
帰りたくない!
こっち来て!
抱っこしないで!
ヤダヤダ!!
恥ずかしいのと、悲しいのと、虚しいのとが入り交じり、
為す術もなく私まで泣きそうでした。
スーパーヒーローの登場
そんな私と息子の様子を見ていた一人の男性。
おじいちゃん世代のその方が、こう声をかけてくれたのです。
「あんまり泣いて言うこと聞かないと、
おじちゃんさらって行っちゃうよ!」
「もうママと会えなくなっちゃうよ!
ママの言うこと聞きなさい!」
息子、知らない男性に声をかけられ、
しかも連れ去られると分かり固まりました。
ピタッと癇癪スイッチがOFFしたのです!
私はその男性に何度もお礼をして帰りました。
今のご時世、人の子供に声をかけるのって躊躇いますよね。
でも今日の男性はビシッと息子を叱ってくれました。
普段パパが家にいない息子は、
男性に叱られることがほとんどありません。
そんな息子にとって今日はとても良い経験になりました。
スーパーヒーローはすぐそばにいるものですね!!